ジダン氏に3か月の活動停止処分、レアルは反発

10月28日 11:13


スペイン、マドリード(Madrid)近郊のマハダオンダ(Majadahonda)で行われたアトレティコ・マドリードB(Atletico de Madrid B)戦の戦況を見守るレアル・マドリード・カスティージャ(Real Madrid Castilla)のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督(2014年8月24日撮影)。(c)AFP/PEDRO ARMESTRE


【10月28日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は27日、下部組織レアル・マドリード・カスティージャ(Real Madrid Castilla)で指揮を執るサッカー元フランス代表のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏に対し、スペインサッカー連盟(RFEF)から謹慎処分が科されたと発表した。

 スペインのスポーツ紙「マルカ(Marca)」は3か月の活動停止処分が連盟から下されたと報じており、ジダン氏とレアルは、当惑するような論争の中に入り込んだ。

 1998年のW杯フランス大会で母国を優勝に導き、2000年の欧州選手権でも優勝メンバーとなった42歳のジダン氏は、現在カスティージャの指揮官を務めているが、同連盟から必要なコーチングライセンスを取得していないと指摘されている。

 レアルは、この処分について「あらゆる法的手段を駆使して」異議申し立てを行うとしている。

 この問題では、カスティージャのアシスタントコーチを務めるサンティアゴ・サンチェス(Santiago Sanchez)氏も処分の対象となった。

 レアルは、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に勝利した2001-02シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)決勝で素晴らしいゴールを挙げ、「メレンゲ」の愛称を持つクラブの象徴的存在の一人だったジダン氏に対する今回の裁定について、「全面的に反論する」と宣言する声明を出した。

 レアルは、ジダン氏が「レアル・マドリード・カスティージャが属するカテゴリーで指揮を執ることが、フランスサッカー連盟(FFF)から認められている」と主張している。

 昨季終了後には、現役時代に所属していたボルドー(FC Girondins de Bordeaux)の指揮官就任のうわさも取り沙汰されていたジダン氏は、カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督のアシスタントコーチとして、欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)で通算10回目となるレアルの大会制覇を見守り、今季開幕からはカスティージャの監督に就任していた。

 コーチングスクールの「Cenafe」も、レアルがアシスタントを務めるサンチェス氏の名前を使って事実がばれないように工作していたとして、RFEFに直訴していた。

 この問題では、スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督も、地元ラジオ局カデナ・コペ(Cadena Cope)で「全員がコーチングバッジを持っているべきだ」と発言し、国内で論争を巻き起こす事態に発展している。

 しかしながら、アンチェロッティ監督と元オランダ代表の名選手ヨハン・クライフ(Johan Cruyff)氏は、ジダン氏を擁護するとしている。(c)AFP