【2月27日 AFP】米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(Los Angeles Angels of Anaheim)が26日、マイク・トラウト(Mike Trout)外野手と新たに年俸100万ドル(約1億円)で単年契約を結んだ。
その一方で長期契約については、今後も話し合いを継続していくことになった。
この額は、年俸調停権を得る前の選手に対する更改額としては史上最高となり、フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)のライアン・ハワード(Ryan Howard)が2007年、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)のアルバート・プホルス(Albert Pujols)が2003年に受け取った年俸90万ドルを上回った。
エンゼルスのジェリー・ディポト(Jerry Dipoto)GMは、「画期的だし、ふさわしい額だ。マイクはこの額を勝ち取り、われわれはよろこんでそれを提供する。これまで飛び抜けた選手であり続けたことは間違いないし、これからもそうであることに疑いはない」と語った。
22歳のトラウトは2013年シーズン、打率3割2分3厘、27本塁打、97打点を記録し、四球を110個選んだが、年俸はわずかに51万ドルで、最もコストパフォーマンスが高い選手の1人となっていた。
その前年には、打率3割2分6厘、30本塁打、83打点、49盗塁の成績を残し、ア・リーグ新人王を獲得していた。
エンゼルスは今回、2014年のサラリーキャップの上限を超え、ぜいたく税の支払いが生じることを避けるため、トラウトとの長期契約を望まなかった。そのためこの単年契約を足がかりに、2015年からは長期契約が結ばれる可能性が高い。(c)AFP