M・ムルダーが男子500メートルを僅差で制し金、ソチ五輪

02月11日 15:39


ソチ冬季五輪、スピードスケート男子500メートル決勝。表彰式に臨む(左から)ヤン・スメーケンス(Jan Smeekens)、ミヘル・ムルダー(Michel Mulder)、ロナルド・ムルダー(Ronald Mulder、2014年2月10日撮影)。(c)AFP/JUNG YEON-JE


【2月11日 AFP】ソチ冬季五輪は10日、スピードスケート男子500メートル決勝が行われ、オランダのミヘル・ムルダー(Michel Mulder)が金メダルに輝いた。

 ムルダーはヤン・スメーケンス(Jan Smeekens、オランダ)をわずか0秒01差で振り切ると、双子の弟も表彰台入りし、オランダ勢がメダルを独占した。

 ムルダーの弟ロナルド・ムルダー(Ronald Mulder)は合計タイム69秒46で銅メダルを獲得し、2010年バンクーバー冬季五輪金メダリストの牟太ボン(Mo Tae-Bum、モ・テボン、韓国)は4位に終わった。

 ムルダーとスメーケンスの金メダル争いは最高潮を迎え、19組目に登場したムルダーは合計タイムを69秒31とすると、最終組で登場したスメーケンスのレースを険しい表情で見つめていた。

 ムルダーは1回目のタイムでスメーケンスに0秒04差をつけられていたものの、最終結果がスコアボードに表示された瞬間、ムルダーは自分の勝利に驚いた様子をみせていた。

 男子500メートルの種目ではオランダにとって初の金メダルをもたらしたムルダーは、1月に長野県で行われた2014世界スプリントスピードスケート選手権大会(World Sprint Speed Skating Championships 2014)でもタイトルを獲得していた。

 日本勢は加藤条治(Joji Kato)の5位が最高で、長島圭一郎(Keiichiro Nagashima)は6位、及川佑(Yuya Oikawa)は15位、上條有司(Yuji Kamijo)は20位だった。(c)AFP