次期米FRB議長、現副議長のイエレン氏が最有力

09月17日 14:13


中国・上海(Shanghai)で開かれた国際金融会議で発言する米連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board、FRB)のジャネット・イエレン(Janet Yellen)副議長(2013年6月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/Peter PARKS


【9月17日 AFP】米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board、FRB)の次期議長候補に挙がっていたローレンス・サマーズ(Lawrence Summers)元財務長官(58)が15日に突然候補を辞退したことで、中央銀行の政策に対して穏健派の立場をとる現職のFRB副議長のジャネット・イエレン(Janet Yellen)氏が、16日現在、最有力候補と目されている。  現職のFRB副議長のイエレン氏が、来年1月で任期が切れるベン・バーナンキ(Ben Bernanke)議長の後を引き継ぐとすれば、サマーズ氏に反対の立場をとる最大勢力だったオバマ大統領の民主党からより広い支持を得られるかにみえる。  しかし、大きな政治問題にまで発展したFRBの次期議長選出のプロセスの中で、サマーズ氏が議長候補から身を引いて以後、オバマ大統領が誰を選出するかについて米政府は沈黙を守っている。オバマ大統領は、前・経済政策主席顧問のサマーズ氏の次期FRB議長就任を支持していた。  ノーベル経済学賞を受賞しているポール・クルーグマン(Paul Krugman)氏は、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)の自身のブログで、「もしオバマ大統領が今の状況でジャネット・イエレン氏を選出しないとしたら、どのようにそれを正当化するつもりか予想するのは非常に難しい。適任者は他にいない。もし他の人物を選べば、悪意ととられるだろう」と述べている。(c)AFP/Virginie MONTET