人身売買被害の男児、両親と再会 中国

08月07日 07:34


中国北西部・陝西(Shaanxi)省富平(Fuping)県の病院で、産科医によって売り飛ばされた後に保護されたとされる男児を抱く母親(2013年8月5日撮影)。(c)AFP


【8月7日 AFP】中国で出産を扱った医師に売られたらしい男の赤ん坊が、両親の胸に戻ってきた。同国の国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)が6日、伝えた。同国で横行する児童人身売買の現状を浮き彫りにする事件だ。  同紙が報じたところによると、北西部の陝西(Shaanxi)省で男児の分娩を担当した医師は先月、複数の重い先天性疾患があるため、男児を手放すよう両親を説得したとされる。  この事件に関連し、同医師を含む3容疑者の身柄が拘束され、男児は同国中部の河南(Henan)省の農業従事者宅で警察に発見されたという。同省ではさらに3人の容疑者が拘束された。  男児は5日、陝西省で両親と再会を果たしたという。さらに同紙は河南省の警察関係者の話として、この農業従事者には3人の娘がおり、容疑者らからこの男児を6万元(約96万円)で買い取ったとも伝えている。同紙はまた、同じ医師に新生児が病気だとだまされ、子どもを取り上げられたとの警察への通報が、陝西省の他の7家族からあったとも付け加えている。  中国では、児童の人身売買が深刻な問題となっており、その原因の一つには同国の「一人っ子政策」があるとみられている。この政策のため、同国では男児の方が重視され、女児は時に売り飛ばされたり、捨てられたり、養子に出されたりすることがあるとされる。(c)AFP