ファーディナンド 「マンUの新シーズン開幕はこれまでで最も過酷」

07月18日 17:03


遠征先のシドニー国際空港に到着し、ビデオカメラを回すマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のリオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand、2013年7月14日撮影)。(c)AFP/Greg WOOD


【7月18日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するリオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)は、チェルシー(Chelsea)、リバプール(Liverpool FC)、マンチェスター・シティ(Manchester City)といった強豪クラブとの対戦を控える開幕5試合は、これまでで最も厳しい戦いになるとの見解を示した。  12-13シーズンのリーグ覇者ユナイテッドは、8月17日のリーグ開幕戦でスウォンジー・シティ(Swansea City)と対戦した後、チェルシー、リバプールとの対戦が続く。  そして、プレミアリーグ昇格を果たしたクリスタルパレス(Crystal Palace)を本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)に迎えた後は、9月22日にシティとのマンチェスター・ダービーが控えている。  今オフにクラブとの契約を1年延長したファーディナンドは、遠征先のオーストラリア・シドニー(Sydney)で「僕らの集中力が試される」と語った。 「新シーズンは気の緩みが許されない。開幕から全力で戦う準備をしておく必要がある」 「大きな試合が控えているけれど、スウォンジーとのアウェーゲームも難しい。過去のどのシーズンより、開幕からの5試合は本当に過酷だ開幕から全力で戦える準備をしておかないといけない」  ユナイテッドは、ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)不在で開幕を迎える可能性がある。報道によると、ロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)の控えとして起用することを示唆したデビッド・モイーズ(David Moyes)監督の発言に対し、「怒り、困惑している」と伝えられている。  チェルシーのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は17日、遠征先のタイ・バンコク(Bankok)でルーニーへの正式オファーを提示したことを認めており、英紙の報道では、ユナイテッド側がこれを拒否したとしている。  ファーディナンドはルーニーについては言及しなかったものの、アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)前監督から引き継いだモイーズ監督が指揮を執る今、誰もが自分のポジションを確保するために争っていかなければならないと語っている。 「監督が変わったから、選手たちはどうしたって見定められる。皆それぞれ自分の力を証明しようと必死だし、ポジション獲得を狙っている。チーム内にも新シーズンへの期待感があって、開幕が近づくにつれて高まっていくと思う」  ルーニーは11日に到着した遠征先のタイでハムストリングを痛め、治療のためにチームを離れてイングランドに帰国した。  ユナイテッドはバンコクで行われたアジア遠征初戦でシンハー・オールスターズ(Singha All Stars)に0-1で敗れており、20日にシドニーで行われる第2戦ではAリーグ・オールスターズ(A-League All Stars)と対戦する。  クラブは2002年からユナイテッドに在籍しているファーディナンドの功績を称え、8月9日にスペイン1部リーグのセビージャFC(Sevilla FC)を迎えて顕彰試合を行う。(c)AFP