台湾、ドイツと共同で近海のメタンハイドレート探索開始

04月01日 09:37


愛知県長久手町(現長久手市)で開かれた2005年日本国際博覧会(愛・地球博)に向けた記者会見で、メタンハイドレートの実験を披露するガスパビリオンのスタッフ(2005年3月19日撮影、資料写真)。(c)AFP/Kazuhiro NOGI


【4月1日 AFP】ドイツと台湾の科学者らを乗せた海洋調査船が31日、巨大な新エネルギー源となる可能性を秘めた「メタンハイドレート」の探索のため、台湾南西部沿岸沖に向けて出航した。 「燃える氷」として知られるメタンハイドレートは、メタンガスが非常に高い密度で氷に閉じ込められた化石燃料で、大陸棚の海底地下や北極の永久凍土層で発見されている。日本政府は先月、領海の海底にあるメタンハイドレートからガスの抽出に成功したと発表した。政府によると、これは世界初の快挙で、資源不足に悩む日本にとって大きな突破口になるという。  4700トンのドイツ海洋調査船ゾンネ号(Sonne)は、50日間のメタンハイドレート探索を行う予定。総経費は約398万ドル(約3億7000万円)で、4分の3をドイツが、4分の1を台湾がそれぞれ負担する。  台湾・行政院国家科学委員会(National Science Council、NSC)のウェイン・ワン(Wayne Wang)氏はAFPの取材に対し「今回初めて、メタンハイドレートの物理的な調査を実行できるかもしれない」と述べた。これまでの調査で、この海域の埋蔵量は台湾島内消費の最大50年分に相当する可能性があることが明らかになっている。台湾は、主に中東・アフリカからの高価な石油の輸入に大きく依存している。(c)AFP