バルセロナ・オープンを制したエラーニ「優勝はモロジーニに捧げる」

04月16日 12:37


女子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2012)、女子シングルス決勝。試合後にトロフィーを掲げるイタリアのサラ・エラーニ(Sara Errani、2012年4月15日撮影)。(c)AFP/SERGIO CARMONA


【4月16日 AFP】女子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2012)のシングルスとダブルスで2冠を達成したイタリアのサラ・エラーニ(Sara Errani)が15日、前日に行われたサッカーの試合中に倒れて亡くなったピエルマリオ・モロジーニ(Piermario Morosini)選手に優勝を捧げると語った。  大会第7シードのエラーニは、シングルス決勝で大会第3シードのドミニカ・チブルコワ(Dominika Cibulkova、スロバキア)を6-2、6-2で下した後、ロベルタ・ビンチ(Roberta Vinci)と組んで臨んだダブルス決勝でフラビア・ペネッタ(Flavia Pennetta)/フランチェスカ・スキアボーネ(Francesca Schiavone)組を6-0、6-2で破った。  シングルスとダブルスを制したエラーニは、「今大会はピエルマリオ・モロジーニ選手に捧げます。悲劇はとても衝撃的で、信じられなかった。このような出来事は私たちに考える機会を与え、人生における多くの不満は無意味なものであることを教えてくれます。私たちは人生の1分1秒を楽しまなければいけない」と話した。  イタリア・セリエBのリボルノ(Livorno)に所属していた25歳のモロジーニは、14日に行われたデルフィーノ・ペスカーラ1936(Delfino Pescara 1936)との試合中に心臓発作で倒れ、病院に搬送されたものの死亡が確認された。(c)AFP