【3月19日 senken h】インナーウエアは別名「セカンドスキン」と呼ばれるほど、女性の肌と非常にも近い場所にあるもの。見た目だけでなく、フィッティング感や素材の肌触り、ボディーラインをきれいに見せるといった機能面の配慮が欠かせない。 インナーウエアメーカーのカドリールニシダ(Quadrille Nishida)は1969年に設立した。同社はOEM(相手先ブランドによる生産)が主な事業のため一般にはあまり知られていないが、世界の最高峰と言われるランジェリーブランドを手がけるなど、技術力に定評がある。 女性の曲線的なボディーを包むインナーウエアを作るには、精密な「設計図」が必要。同社の「デザイン研究所」はそのために必要な研究を続けている。人間工学に基づいた体の研究や、パターンを作る研究、そのパターンに基づいてファンデーションやランジェリーのサンプル作成などを行う。長年にわたる研究の積み重ねで得た最大の成果が、ファンデーションにとって最も重要な要素である「ホールド感」、つまりフィット感であるという。 子会社のカドリールインターナショナル(Quadrille International)が昨年春、オリジナルブランドとして発売したのが「ランジェリーク」だ。「繊細できれいなレース、肌触りの良い素材、女性が1日中着けていても快適で、幸せな気持ちでいられるものを作りたい」とデザイナーの加藤由美子さん。海外の有力ブランドを手がけることで得た欧州テイストの感性と、長年の研究に基づいたパターン設計、フィット感。これらの集大成であるという。 ランジェリークは、リバーレースなど繊細で高級なレースを使うことが多い。イメージを大きく左右するだけにレース選びは吟味を重ねる。デザイン研究所との連携で生み出されるサンプルは、サイズ別のトルソーに着せてフィッティングを確認したり、実際に着用してホールド感や肌触りなどを確かめる。デリケートな女性の体を優しく包むインナーウエアは、最先端の研究と人の手によるアナログ的な検証を重ねて生まれていく。(c)senken h 【関連情報】 ◆特集:senken h 121 ◆カドリール 公式サイト <外部サイト>