<senken h 121>これからも、つなぐ、つながる。復興への願いを込めたファッション界の支援プロジェクト

03月07日 10:01


フランスの高級生地ブランド「ドーメル」が世界規模で東日本大震災の支援を行うプロジェクト「KIBOU311」をスタート。KIBOU311の指定服地・「トロピカル アマデウス」の収益が寄付され、宮城県南三陸町に桜の木を植える活動を推進する「LOOM NIPPON」を通じて被災地に桜の木が寄贈される。(c)senken h


【3月7日 senken h】被災地の復興支援につなげるため、国や会社、ブランドの枠を超えさまざまなチャリティー・復興企画を続けてきたファッション業界。東日本大震災から1年の節目となる3月11日に向けても、ファンとともに取り組む支援のプロジェクトが目白押しだ。ファッションの力を、復興に。 ◆11ブランドとコラボ、テキスタイルで応援/ドーメル  創業170周年、日本上陸100年を迎えるフランスの高級生地ブランド「ドーメル(Dormeuil)」が、震災から1年となる節目に、世界規模で東日本大震災の支援を行うプロジェクト「KIBOU311」をスタート。KIBOU311の指定服地・「トロピカル アマデウス」の収益が寄付され、宮城県南三陸町に桜の木を植える活動を推進する「LOOM NIPPON」を通じて被災地に桜の木が寄贈される。170周年にちなんで、合計170本の桜の木が植樹される予定だ。  さらに、日本を代表する11ブランドとコラボレーションしたコレクションが揃った。各ブランドが作ったセットアップの素材もKIBOU311指定服地のトロピカル アマデウス。フレンチ・エレガンスとブリティッシュタッチが表現された、アニバーサリーモデルも注目だ。(参加ブランド:アタッチメント(ATTACHMENT) / ディスカバード(DISCOVERED)/ エオトト(EO TO TO) / ファセッタズム(FACETASM) / ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN) / マーカウェア(MARKAWARE) / ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD) / サイ(SCYE) / ソーイ(SOE) / ワコマリア(WACKO MARIA) (GUILTY PARTIES) / ダブルタップス(WTAPS)) ◆農業で東北を元気に!アーバンリサーチなど約50社が参加/東北コットンプロジェクト  サスティナブルな支援活動を目指す「アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)」が、昨年から参加しているのが被災農家とアパレル企業等約50社からなる「東北コットンプロジェクト」だ。これは、津波の浸水による塩害被害で、米の栽培ができなくなった宮城県荒浜・名取地区の水田に、塩害に強いコットンを栽培するプロジェクト。ここで出来上がる東北コットンを使って、すでにほとんどなくなってしまったメード・イン・ジャパンのコットン作りや現地の雇用創出を見据えたロングプランの活動だ。土壌の検査や出荷基準などしっかりと安全性を確認しながら、プロジェクト参加企業内で栽培から製造、そして販売までを行う。昨年6月に種を蒔(ま)いた綿は11月に収穫され、この春製品となる予定だ。 ◆SHINDOのS.I.C.リボンとレースを使ったチャリティーヘアアクセを販売/西武・そごう×SHINDO  世界のファッションブランドを影で支える日本の服飾副資材メーカー、SHINDOとコラボして、15ブランド別注のレースワンピースを展開している西武・そごうの「キャリアスタイルフェア」。3月27日までのフェア会期中、東日本大震災の被災地を支援するため、SHINDOのS.I.C.リボンとレースを使ったヘアアクセサリーを同時販売。被災地の女性・子供・妊産婦に、売上の収益すべてが国際協力NGOジョイセフを通じて寄付される。1つ315円で3色展開。全国の西武・そごう・ロビンソンにて販売。 ◆世界中のデザイナーとコラボしたチャリティーデザインバッジ/トゥモローランド  募金すると、世界各国のブランドやデザイナーによるチャリティーデザインのバッジがもらえるトゥモローランド(TOMORROWLAND)のプロジェクト「ONE LOVE ONE CIRCLE」。「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」や「ファクトタム(FACTOTUM)」などが参加したこれまでの約50デザインに加え、3月からは『モノクル(MONOCLE)』『プラス・エイティワン(plus EIGHTYONE)』『トランジット(TRANSIT)』などのマガジンや、「Conejo Ayaka」「緒方 環」「マガジンライブラリー by a Zillion Ideas」などの6アーティスト15デザインが登場予定(バッジはなくなりしだい修了)。募金をする人とデザイナー、トゥモローランドの思いがつながり、被災地に復興義援金が届けられる。 ■岩手・三陸の漁業をサポート、人気ブランドのチャリティーモデル/アドボートジャパン  震災と津波の被害が激しかった岩手・三陸沖の漁業をファッションブランドが支援する「アドボートジャパン(ADBOAT JAPAN)」プロジェクト。大半の漁船が消失した三陸で、漁師が漁船を購入するサポートをして、港から岩手を元気に――そんな思いで盛岡を中心に全国、そして世界のファッション企業・ブランドが立ち上がった取り組みだ。  漁船にファッションブランドがロゴを掲げて資金をサポートする取り組みに加え、新たに各ブランドの人気商品でもアドボートとコラボレーション。利益を寄付するプロジェクト特別モデルが続々とリリース。人気ブランドの看板商品たちが優しい思いとともに、新たな顔立ちで揃う。 ■今度は神戸がお返し、50ショップ・ブランド参加チャリティー企画/ドラフト!  阪神淡路大震災からの復興をめざすために始まった新進ブランド発掘イベント、神戸の「ドラフト!」が10年の節目に東北を支援。神戸から新進クリエーターを全国に発掘して街のショッピングを活性化するために始まったこのイベント。今度は参加の50ショップ・ブランドが東日本大震災へのチャリティーモデルを企画。「アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)」「ビームス(BEAMS)」「エスペランサ(ESPERANZA)」など有名ブランド・ショップから新進クリエーターまで各1モデルずつをホームページで販売した。(c)senken h / text : 加藤陽美 【関連情報】 ◆特集:senken h 121 ◆ドーメル 公式サイト<外部サイト> ◆東北コットンプロジェクト 公式サイト<外部サイト> ◆アーバンリサーチ 公式サイト<外部サイト> ◆西武・そごう 公式サイト<外部サイト> ◆ルコックスポルティフ 公式サイト<外部サイト> ◆ルコックスポルティフ 公式サイト<外部サイト>