赤いフィラメント状の「おうし座分子雲」 地球に近い星形成領域

02月17日 16:24


欧州南天天文台(European Southern Observatory、ESO)のAPEX望遠鏡が撮影した、おうし座分子雲(2012年2月13日公開)。(c)AFP/ESO


【2月17日 AFP】欧州南天天文台(European Southern Observatory、ESO)は13日、チリにあるAPEX(Atacama Pathfinder Experiment)望遠鏡が撮影した「おうし座分子雲」の画像を公開した。  おうし座分子雲は地球から約450光年の距離にある。曲がりくねったフィラメント構造はバーナード211とバーナード213と呼ばれる2つの部分から成っており、全長は10光年以上に及ぶ。  おうし座分子雲は地球から最も近い星形成領域で、この中には新しく生まれた星々が隠れている。濃いガス雲は崩壊寸前の状態。崩壊後には、さらに多くの星が形成される。(c)AFP