反体制派とカダフィ派の交渉決裂、戦闘再開へ リビア
09月05日 10:45
リビア・バニワリド(Bani Walid)付近で、北大西洋条約機構(NATO)の空爆で撃墜されたカダフィ軍の戦闘機を調べる反体制派(2011年9月4日撮影)。(c)AFP/Carl de Souza
【9月5日 AFP】リビア・バニワリド(Bani Walid)で開かれていたムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐派に投降を呼びかける反体制派とカダフィ派との交渉は4日、失敗に終わった。カダフィ政権との交渉を担当していた反体制派の「国民評議会(Transitional National Council、NTC)」のアブドラ・ケンシル(Abdullah Kenshil)氏が明らかにした。 今後、交渉を再開する見通しはなく、バニワリドを無血で制圧する目的で、部族長らを仲介役として数日前に始まった反体制派とカダフィ派との交渉が失敗に終わったことで、国民評議会は再び武力でのバニワリド制圧を目指すことになるという。 首都トリポリ(Tripoli)南東にあるバニワリドは、カダフィ派の最後の主要拠点の1つで、カダフィ軍の中核を成し、政権でも高職の座を与えられてきたワルファラ(Warfalla)部族の牙城だ。 だが、国民評議会と協力する部族によると、ワルファラ部族はカダフィ氏を支持するか否かをめぐって分裂しているという。 ケンシル氏によると、時期は不明だが、バニワリドにはカダフィ大佐やその家族が潜んでいたという。カダフィ大佐の息子のうち、サーディ(Saadi Kadhafi)氏とムタシム(Mutassim Kadhafi)氏は、現在もバニワリド内に残っているとみられる。 一方、国民評議会の報道官役を務めるアーメド・オマル・バニ(Ahmed Omar Bani)氏は、カダフィ大佐の七男ハミス(Khamis Kadhafi)氏(28)が殺害されたとの報道が事実であることを確認したと発表した。(c)AFP/Deborah Pasmantier