ダライ・ラマ14世、「英女王のようにはなりたくない」
07月23日 20:06
米ワシントンD.C.(Washington D.C.)を流れるアナコスティア川(Anacostia River)を訪問後、握手を求めてきた男性のタトゥーを眺めるチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世(左、2011年7月16日撮影)。(c)AFP/Jewel SAMAD
【7月23日 AFP】政治から引退したチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世(76)が、米音楽誌ローリング・ストーン(Rolling Stone、RS)とのインタビューで、英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)のようにはなりたくないと発言した。 ストーン誌とのインタビューでダライ・ラマは、模倣したくないモデルとして英国の立憲君主制を挙げ、「儀礼的役割?私は英国の女王のようにはなりたくない。もちろん個人的には彼女のことを非常に尊敬している。しかし制度として儀礼上の元首というのは結局、何かしなければ、単なる傀儡(かいらい)だ。声明を書くのは誰か他の者で、それを読むだけだというのか?そういう状態を表すのにぴったりな言葉を知っている。パペット(操り人形)だ」と冗談ぽく述べた。 さらにダライ・ラマは、自分が政治的な権限を移譲したことは、ダライ・ラマ15世として後を継ぐ人物の負担を軽減することになると述べた。「私の引退によって、チベット仏教の指導者という役割と政界を分離した。次のダライ・ラマにとって、そのほうがずっと安全だろう」と語った。 1959年に中国の支配を逃れてインドに亡命したダライ・ラマは、ことし3月に政治的役割から身を引き、宗教的な務めに集中する意向を示した。これを受けて亡命チベット政府は政治面の指導者として首相を選出した。(c)AFP 【関連記事】 ■チベット亡命政府の新首相にハーバード大のサンゲ氏 ■ダライ・ラマ、政治から完全引退