民家2軒で男が7人射殺、3軒目に立てこもる 米ミシガン州
07月08日 14:11
米ミシガン(Michigan)州グランドラピッズ(Grand Rapids)警察が公開したロドリック・ションテ・ダンツラー(Rodrick Shonte Dantzler)容疑者の顔写真(撮影日不明)。(c)AFP/Grand Rapids Police via MLive.com / Grand Rapids Press
【7月8日 AFP】米ミシガン(Michigan)州グランドラピッズ(Grand Rapids)で7日、短銃を持った男が民家2軒に相次いで押し入り発砲、10歳の少女を含む7人を射殺した後、別の民家に人質を取って立てこもった。警官隊がこの民家を包囲し、数時間にわたって説得を続けたが、男は自殺した。 警察によると、男はロドリック・ションテ・ダンツラー(Rodrick Shonte Dantzler)容疑者(34)で、詳細は不明ながら、最初に押し入った2軒の住民とは面識があったと見られている。 ダンツラー容疑者は7人を殺害した後、車で逃走を図り警察車両とカーチェイスを展開。一般車両に衝突して車を乗り捨てると、徒歩で逃走を続け、警察と撃ち合いながら市北東部の民家に逃げ込んだ。一連の逃走劇の中で民間人2人が撃たれ、軽傷を負った。 ダンツラー容疑者と立てこもった民家とは関係がないと見られる。ダンツラー容疑者はスポーツ飲料とタバコを要求、途中で人質1人を解放したものの、なおも2人を人質に数時間立てこもりを続けた。その後、警察は電話で説得を行ったが、容疑者は自ら短銃自殺した。 ダンツラー容疑者の家族やメディア報道によると、同容疑者は2010年、脅迫と暴行の罪で有罪となった。1年の刑期を終えて最近出所したが、取り乱した様子だったという。また、そううつ病の気があったという。 同容疑者は10年前にも傷害罪で禁錮刑判決を受けたほか、1997年には悪質な器物損壊で1年間の保護観察処分、未成年だった1992年にも不法侵入容疑で逮捕されていた。(c)AFP