中国、内モンゴルのレアアース事業を統合へ

06月06日 14:18


中国・江蘇(Jiangsu)省連雲(Lianyungang)の港で、日本向け輸出用のレアアースを含む土を運ぶ重機(2010年9月5日撮影、資料写真)。(c)AFP/CHINA XTRA


【6月6日 AFP】中国・内モンゴル(Inner Mongolia)自治区当局はこのほど、自治区内のレアアース(希土類)生産事業について、中国レアアース最大手の国営「包頭鋼鉄(Baotou Iron and Steel)」1社のもとに統廃合する計画を明らかにした。  包頭鋼鉄は製錬所など4社を傘下に収める。一方、22社については補償金を出して閉鎖し、無許可生産をしていた9社は補償金なしで閉鎖する。6月末までに統廃合を完了するという。  前月には、包頭鋼鉄の関連会社が内モンゴル自治区で初となるレアアース現地取引所を設置する承認を得たばかり。この現地取引所では先物取引が禁じられており、専門家らは市場管理体制をより強化する動きととらえている。  レアアースは、携帯音楽プレーヤーや電気自動車、ミサイルなどさまざまな製品の生産に不可欠な資源。中国が世界の産出量の95%を占めるが、中国政府は近年、環境への影響や国内需要などを理由にレアアース生産に対する政府の管理強化を進めている。2011年上半期の海外輸出量は前年同期比35%減となり、価格上昇や諸外国の取引先からの不満を招いている。  中国政府は前月、2年以内にレアアース業界を統合し、最大手による独占を行う考えを明らかにしていた。(c)AFP