ボスニア内戦の戦犯、ムラディッチ被告を拘束 セルビア

05月27日 07:21


国連旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷のウェブサイトに掲載された、指名手配中の戦犯の顔写真。下がラトコ・ムラディッチ(Ratko Mladic)被告。上は逃亡中のゴラン・ハジッチ(Goran Hadzic)被告(2008年7月30日撮影)。(c)AFP/UN ICTY OTP/Mapping Library & Photovisual Reproduction Unit


【5月27日 AFP】セルビアのボリス・タディッチ(Boris Tadic)大統領は26日、ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦当時のセルビア人武装勢力の司令官で、オランダ・ハーグ(Hague)の国連(UN)旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(International Criminal Tribunal for the former Yugoslavia、ICTY)に起訴されたラトコ・ムラディッチ(Ratko Mladic)被告(69)を拘束したと発表した。同被告は、第2次世界大戦後の欧州で最悪とされる大量虐殺を指揮した罪などに問われており、セルビア治安当局が16年前から行方を追っていた。  大統領はセルビアの首都ベオグラード(Belgrade)で記者会見し、「26日早朝、ムラディッチ被告を拘束した」と述べ、治安部隊による拘束の報道を追認。拘束により、セルビアの「道徳に対する国際社会からの信頼」が高まるとの考えを示した。また、同国際戦犯法廷への身柄引き渡しについて「手続きが行われている」と説明した。  ムラディッチ被告は、ボスニアのスレブレニツァ(Srebrenica)での大量虐殺、サラエボ包囲を指揮したとして、大虐殺や戦争犯罪、人道に対する罪で起訴された。(c)AFP/Stephanie van den Berg 【写真特集】少年も殺されたスレブレニツァ虐殺を指揮、ムラディッチ被告 【関連記事】 ◆ボスニア逃亡戦犯に懸賞金1000万ユーロ ◆スキー楽しむ逃亡ボスニア戦犯の映像公開、セルビアは苛立ち隠さず