韓国が軍事演習開始、米中首脳は電話会談

12月06日 20:09


黄海(Yellow Sea)の韓国・延坪島(Yeonpyeong-do)を巡回警備する韓国軍海兵隊の兵士ら(2010年12月6日撮影)。(c)AFP/KIM JAE-MYUNG


【12月6日 AFP】韓国軍は6日、北朝鮮による韓国・延坪島(Yeonpyeong-do)への砲撃を受けて南北関係が緊張するなか、大規模な実弾射撃訓練を開始した。  北朝鮮は韓国が軍事演習を開始すれば戦争になりかねないと警告していた。しかし、民間人居住地域への砲撃に憤る韓国は警告を無視し、軍事演習を開始した。  前週には米韓による海軍力を誇示した大規模合同軍事演習が行われたばかり。今回の軍事演習には韓国の陸海空軍が参加する。  韓国軍統合参謀本部によると、軍事演習は5日間の日程で韓国沖の29か所で実施される。広報によれば、北朝鮮との境界に近い大青(Daecheong)島沖の黄海(Yellow Sea)での演習は「悪天候」のため延期したが、今週中に実施する可能性があるという。 ■オバマ大統領、中国に北朝鮮のけん制を要請  米ホワイトハウス(White House)によると、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は5日夜(日本時間6日)、中国の胡錦濤(Hu Jintao)国家主席と電話で会談し、韓国の領土砲撃や他の挑発行為を中止するよう北朝鮮に「明確なメッセージ」を送るよう、胡主席に要請した。  また、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は6日夜(日本時間7日未明)、米ワシントンD.C.(Washington D.C.)で韓国の金星煥(キム・ソンファン、Kim Sung-Hwan)外交通商相と日本の前原誠司(Seiji Maehara)外相と会談し、対北朝鮮戦略を話し合う予定。  米国とその同盟国は、延坪島を砲撃した北朝鮮を中国が批判しなかったことに不満を持っている。日米韓はいずれも、中国が提案した6か国協議の緊急首席代表者会合の開催に冷めた対応をとった。  また、米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)によれば、オバマ政権は、北朝鮮のウラン濃縮計画や韓国攻撃を中国が「可能にした」として水面下で中国を非難し始めている。  一方、中国外務省は、胡錦涛氏がオバマ氏との電話会談で、「現在の状況に適切に対応しなければ朝鮮半島の緊張はいっそう高まり、制御不能になるおそれもある」と語り、危機に際して双方が「冷静で合理的な」対応をとることの必要性を強調したと発表した。(c)AFP/Nam You-Sun