オバマ大統領「大敗」認める、敗因は経済への不満

11月04日 08:53


ホワイトハウスで会見するバラク・オバマ(Barack Obama)大統領(2010年11月3日撮影)。(c)AFP/Jewel Samad


【11月4日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は3日、ホワイトハウスで記者会見し、中間選挙で民主党が「大敗」したと認めた。一方、敗因については、自らが進めた国内政策の諸改革への不満ではなく、経済回復が思わしくないことへの不満だと述べた。  選挙では、共和党が下院で過半数議席を獲得、上院でも大幅に議席を伸ばした。厳しい議会運営を迫られることになるオバマ大統領は、「国民が最も憂慮しているのは経済だ。経済を十分に回復させられなかったことは、わたしに直接の責任がある。わたしは最善を尽くさなければならない」と述べた。  一方、共和党幹部は、法案には是々非々で協力していくことを約束したが、今回の結果について「有権者は、大統領が進める改革が行きすぎであるとのシグナルを送った」と民主党をけん制した。  下院議長への就任が確実視される共和党のジョン・ベイナー(John Boehner)下院院内総務は、「オバマとペロシ(民主党のナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長)の政策に国民はノーを突きつけた。オバマに求められているのはチェンジ・コース(路線の変更)だ」と述べた。(c)AFP/Stephen Collinson