インドネシア津波の死者370人に、警報システム機能せず
10月29日 08:12
津波に襲われたインドネシア・ムンタワイ(Mentawai)諸島の南パガイ(South Pagai)島の村を視察するスシロ・バンバン・ユドヨノ(Susilo Bambang Yudhoyono)大統領(中央、2010年10月28日撮影)。(c)AFP/ABROR RIZKI/PRESIDENSBY.INFO
【10月29日 AFP】インドネシア・スマトラ(Sumatra)島沖で25日夜発生したマグニチュード(M)7.7の地震による津波の死者は28日現在370人に達し、依然338人が行方不明になっている。災害管理当局によると、死者数はさらに200人ほど増える見通しだという。このような中、津波警報システムが機能しなかったのではないかとの疑問が高まっている。 インドネシアだけで16万8000人の犠牲者を出した2004年のスマトラ島沖地震の後、スマトラ島沖には最新式の津波警告ブイが設置された。だが、被災者らによると、高さ3メートルの波が襲ってきた時点では、ほとんど何の警報も受けていなかったという。 M7.7の地震発生後、公式の津波警報が発せられたが、最も危険な地域の住民にとっては遅すぎたか、または届かなかった。 ジャカルタ(Jakarta)に拠点を置く津波警報システム管理者は記者団に対し、「間違いがあったとは思っていない」し、警戒情報を伝え損なったムンタワイ(Mentawai)諸島当局に責任があると語った。(c)AFP/Bayu Ismoyo