鼻が上を向いた新種のサルを発見、ミャンマー
10月28日 18:05
ミャンマーで最近発見された新種の鼻が上を向いたサルの死がいの観察結果に基づいて作成した、このサルのイラスト(2010年10月27日提供)。(c)AFP/FAUNA AND FLORA INTERNATIONAL/MARTIN AVELING
【10月28日 AFP】鼻が上向きになっているため雨が降るとくしゃみをする新種のサルがミャンマー北部カチン(Kachin)州で発見された。環境保護団体、環境保護団体ファウナ・フローラ・インターナショナル(Fauna and Flora International、FFI)が27日、発表した。 耳とあごが白いほかは、全身がほぼ黒い毛で覆われている。発見にはFFIの霊長類学者も関わったという。FFIは、メコン川(Mekong River)とサルウィーン川(Salween River)に挟まれた隔絶した場所に暮らしていたため、これまで発見されていなかったのではないかとしている。 このサルが学術的に確認されたのは今回が初めてだが、地元の人たちの間では「上向き鼻のサル」としてよく知られていた。雨の日には雨水が鼻に入らないように頭をひざの間に挟む姿がよく目撃されていたという。 夏は高地の温帯混合林で過ごし、餌が少なくなる冬に村の近くにまで降りてくる。 FFIのアジア太平洋地域プログラム開発コーディネーター、フランク・モンバーグ(Frank Momberg)氏は、地元の狩人たちの聞き取り調査からはこのサルは260~330頭しかいない可能性も浮上しており、もしそうならば絶滅する恐れもあると話している。(c)AFP