米アラスカで小型機墜落、前上院議員が死亡 元NASA局長は無事
08月11日 11:09
ワシントンD.C.(Washington D.C.)の連邦議会議事堂(Capitol Hill)で撮影されたテッド・スティーブンズ(Ted Stevens)上院議員(当時、右、2002年11月13日撮影)と、米航空宇宙局(NASA)本部で会見するショーン・オキーフ(Sean O'Keefe)局長(当時、左、2003年8月27日撮影)。(c)AFP/LUKE FRAZZA/TIM SLOAN
【8月11日 AFP】米アラスカ(Alaska)州の山間部に小型機が9日夜に墜落し、搭乗していた9人のうち、共和党の重鎮として知られた同州選出のテッド・スティーブンズ(Ted Stevens)前上院議員(86)を含む5人が死亡した。当局者が10日、発表した。残る4人は無事救助された。 小型機が墜落したのはアンカレジ(Anchorage)から約480キロ南西のAleknagik付近。墜落当時は悪天候だった。 スティーブンズ氏のほかにも、米航空宇宙局(NASA)元局長で航空防衛大手EADS(European Aeronautic Defence and Space Company)の北米部門責任者のショーン・オキーフ(Sean O'Keefe)氏(54)も搭乗していたが、オキーフ氏は10代の息子とともに救助された。 スティーブンズ氏は第2次世界大戦の英雄的なパイロット。1978年にもアンカレジで墜落事故に遭い、当時の妻を失ったものの死を免れていた。 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、スティーブンズ氏への哀悼の意を表明した。(c)AFP