英スターターピストル禁止、ロンドン五輪の英陸上選手がピンチ

08月01日 12:04


オーストラリア・シドニー(Sydney)で開かれたシドニー五輪・3000メートル障害で、スターターピストルを構える審判(2000年9月27日撮影)。(c)AFP/ROMEO GACAD


【8月1日 AFP】陸上競技で使われるスターターピストルが英国国内で禁止され、2012年ロンドン五輪で上位を目指す英国の陸上選手たちに大きな影響が出る懸念があると、英国陸上競技連盟(UK Athletics、UKA)の関係者が30日、語った。  英国で発生した連続発砲事件で、スターターピストルの「Olympic .380 BBM」が、空砲ではなく実弾を発砲できるように犯罪集団に改造されて用いられていたことが明らかになり、6月にこのピストルが使用禁止となった。  しかし英国陸連の銃器ライセンス管理を統括するデービッド・ブラウン(David Brown)氏によれば、禁止措置を受け、五輪まであと2年という時期に、英国内で陸上競技が「実質的な停止状態」に陥っているという。  ブラウン氏は、「2012年ロンドン五輪の準備への影響を軽視すべきではない」と警告。「拳銃は目の前の選手やタイムキーパーたちに、光と煙の2つの方法で合図を送ることができる唯一のものだ。電子式のピストルを使うのは五輪レベルの大会だけ。そのために非常に大きな弊害が生まれている」と語った。  英国ではスターターピストルの所持が禁止された結果、所持は最高で禁固5年の有罪判決を受ける可能性がある。(c)AFP