航空機座席の小糸工業、データ捏造で業務改善勧告

02月09日 11:41


フランス・パリ(Paris)のシャルル・ドゴール空港(Charles de Gaulle Airport)で航空機の座席を交換する作業員(2007年3月21日撮影、資料写真)。(c)AFP/OLIVIER LABAN-MATTEI


【2月9日 AFP】航空機の座席メーカー、小糸工業(Koito Industries)が座席の強度試験などのデータを偽装していたことが分かり、国土交通省は8日、同社に対し業務改善勧告を行った。  国土交通省によると、小糸工業は航空機座席の製造に必要な試験過程の一部を省き、過去のデータを用いるなどのデータ改ざんや捏造(ねつぞう)を行っていた。こうした不正は90年代から行われていた可能性もあるという。  小糸工業の掛川隆(Takashi Kakegawa)社長は8日に開いた記者会見で陳謝し、データ改ざんは納期へのひっ迫感から組織ぐるみで行われたと説明した。  横浜に本社を持つ小糸工業は自動車部品メーカー小糸製作所(Koito Manufacturing)の子会社で、日本航空(Japan Airlines、JAL)、全日本空輸(All Nippon Airways、ANA)をはじめ、シンガポール航空(Singapore Airlines)、KLMオランダ航空(KLM Royal Dutch Airlines)など国内外の航空会社の約1000機に座席を納入している。  小糸製作所はトヨタ自動車(Toyota Motor)系列だが、トヨタは小糸工業の株を直接保有はしていない。(c)AFP