マグワイア ステロイド使用を認める
01月12日 11:50
試合前に記者の質問に応じるセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)のマーク・マグワイア(当時)。(2001年10月5日撮影)(c)AFP/SCOTT ROVAK
【1月12日 AFP】(記事更新)米メジャーリーグ(MLB)を代表する強打者だったマーク・マグワイア(Mark McGwire)氏が11日、シーズン70本塁打を記録した1998年に自身がステロイド(筋肉増強剤)を使用していたことを認めた。 オークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)やセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)で活躍したマグワイア氏は、1990年代に運動能力向上剤を摂取していたと明かし、長くささやかれていた疑惑を認めた。 カージナルスのホームページ上でマグワイア氏は、「ステロイドに手を出さなければ良かった。愚かな過ちだった。心から謝罪する」と、コメントを発表している。 これまでマグワイア氏は一貫して薬物使用に関するコメントを拒んでおり、2005年に開かれた米野球界の禁止薬物使用に関する公聴会でも証言を拒んでいた。 マグワイア氏は98年シーズン、当時シカゴ・カブス(Chicago Cubs)に在籍していたサミー・ソーサ(Sammy Sosa)氏とともに本塁打王争いを演じ、故ロジャー・マリス(Roger Maris)氏が保持していたシーズン最多本塁打記録(61本)を更新して米国のスポーツファンの心をとらえた。最終的にソーサ氏が66本塁打だったのに対し、マグワイア氏は70本塁打を放った。同氏は10年シーズン、カージナルスの打撃コーチに就任することが決まっていた。(c)AFP