【10月16日 AFP】16日に開幕する09-10フィギュアスケートGPシリーズ第1戦、エリック・ボンパール杯(Trophee Eric Bompard 2009)では、女子シングルの金妍児(Yu-Na Kim、キム・ヨナ)と浅田真央(Mao Asada)の直接対決が注目を集めている。 金妍児は3月の世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2009)で浅田から女王の座を奪っており、4か月後に控える2010年バンクーバー冬季五輪で金メダル獲得を目指す両選手は、開幕戦で好スタートを切るためにしのぎを削ることになる。 両選手はともにエリック・ボンパール杯での優勝経験があり、ベルシー(Bercy)の会場に慣れ親しんでいる。 19歳の金妍児は、今大会でデヴィッド・ウィルソン(David Wilson)振付師の下、ショートプログラム(SP)でジェームズ・ボンド(James Bond)のテーマ曲を、フリースケーティング(FS)でジョージ・ガーシュイン(George Gershwin)のピアノ協奏曲へ長調を使用した新プログラムを披露する。 トロント(Toronto)でトレーニングを行う金妍児は、バンクーバー五輪の優勝候補の1人と見られているが、浅田は4位に終わった世界選手権での雪辱を期している。 同じく19歳の浅田は、SPではアラム・ハチャトゥリアン(Aram Khatchaturian)の「仮面舞踏会(Waltz Masquerade)」、FSではセルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninov)の「鐘(The Bells)」で演技に臨む。 12月に東京で開催され、GPシリーズ全6戦での獲得ポイント上位6選手が出場するGPシリーズ・ファイナル(Figure Skating Grand Prix Series Final 2009-10)を目指し、今大会後に金妍児は11月のスケート・アメリカ(Skate America 2009)に、浅田は10月下旬のロシア杯(2009 Cup of Russia)に出場する。 今大会の女子シングルは、先日ふくらはぎの負傷でトリノ五輪銀メダリストのサーシャ・コーエン(Sasha Cohen、米国)が欠場を発表したものの、豪華な顔ぶれがそろっている。 バンクーバー五輪でメダル候補のカロリーナ・コストナー(Carolina Kostner、イタリア)は、惨敗に終わった世界選手権からの再起を図り、現在はスポーツ心理学者とともにトレーニングを行っている。 男子シングルは、前回大会では4位に終わった地元フランスのブライアン・ジュベール(Brian Joubert)が注目されている。 トリノ五輪では6位に終わった2007年の世界選手権王者ジュベールは、フランス男子初の五輪金メダル獲得のため、今シーズンはさらなる飛躍が求められている。 今大会には、2008年の欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2008)でジュベールから王座を奪ったトマシュ・ベルネル(Tomas Verner、チェコ)や織田信成(Nobunari Oda)らが出場する。 エリック・ボンパール杯には出場しないが、五輪連覇を目指し復帰したエフゲニー・プルシェンコ(Yevgeny Plushenko、ロシア)は、ロシア杯でGPシリーズ復帰を飾る予定となっている。 同じく今大会には出場しない世界選手権王者のエヴァン・ライサチェク(Evan Lysacek、米国)は、スケート・アメリカ(Skate America 2009)とスケート・チャイナ(2009 Cup of China)に出場する。 五輪制覇を目指し足の負傷から復帰したトリノ五輪銀メダリストのステファン・ランビエール(Stephane Lambiel、スイス)は、今大会とスケート・カナダ(2009 HomeSense Skate Canada International)への出場が予定されていたが、GPシリーズへの欠場を発表しており、今後の動向が注目されている。 また、ペアは世界選手権2連覇中で前回王者のアリオナ・サフチェンコ(Aliona Savchenko)/ロビン・ショルコウィー(Robin Szolkowy、ドイツ)組が本命視され、アイスダンスはナタリー・プシャラ(Nathalie Pechalat)/ファビアン・ブルザ(Fabian Bourzat、フランス)組とテッサ・ヴァーチュー(Tessa Virtue)/スコット・モイア(Scott Moir、カナダ)組の一騎打ちと見られている。(c)AFP/Emmeline Moore