裁判所が運転手に「ビール祭中は酔っぱらいを予想して」 ドイツ

09月15日 17:49


ドイツ・ミュンヘン(Munich)のオクトーバーフェスト(Oktoberfest)の会場で乾杯する人たち(2007年9月22日撮影)。(c)AFP/DDP/TORSTEN SILZ


【9月15日 AFP】「運転者の女性は、街が酔っぱらいであふれかえっていることを予想するべきだった」--ドイツのビールの祭典「オクトーバーフェスト(Oktoberfest)」開催中のミュンヘン(Munich)でバイクを走行中に、赤信号で飛び出してきた酔っぱらいと衝突した女性に対し、裁判所は14日こう注意した。  この女性は法定速度の40~50キロで走行していたが、赤信号で飛び出してきた男性と衝突した。  裁判所の判断は、事故責任の50%は女性側にあるというものだった。  裁判所は「オクトーバーフェストの期間中は、これは当局では当たり前のことと了解している点で、夜になると酔った人が大勢路上に出てくるが、彼らが交通規則を守るという保証はいつもない。バイクを運転していた女性は、そうした人たちを避けることができるよう、速度を調整すべきだった」と警告した。  女性は、約2500ユーロ(約33万円)と推定される損害賠償の半額を支払うよう命じられた。さらに事故によるけがの補償として1000ユーロ(約13万円)を求めたが認められなかった。(c)AFP