原野から生還の19歳英国人の父、「作り話」疑惑を一蹴

07月16日 20:00


オーストラリア・ブルーマウンテンズ(Blue Mountains)の病院で、原野から生還した息子のジェイミー・ニール(Jamie Neale)さん(右)に再会した父親のリチャード・キャス(Richard Cass)さん(2009年7月15日撮影)。(c)AFP/Dean Lewins


【7月16日 AFP】オーストラリアの原野を12日間さまよい、15日に奇跡的に生還した英国のジェイミー・ニール(Jamie Neale)さん(19)に対し、「サバイバル物語」は作り話ではないかという声があがるなか、当局とニールさんの父親は16日、そろってそうした疑惑を否定した。  父親のリチャード・キャス(Richard Cass)さんによると、前日生還を果たし入院中のニールさんは、インターネット上などでニールさんの話を疑う人がいることに怒りを感じているという。  デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)紙のインタビューに応じたキャスさんは「(話を)信じていない人がいることに息子は気づいている。けれど、わたしは息子のことが分かる。彼は間違いなくずっと外にいたんだ。息子はものすごい体験をし、心理的に大変なダメージを負ったことは一目瞭然だ」  ニールさんが発見されたシドニー(Sydney)西部ブルーマウンテンズ(Blue Mountains)のトニー・マクワーター(Tony McWhirter)警察署長も、ニールさんは「救出から一転、犯罪者扱いされている」と疑惑を批判、ニールさんの話には間違いがないと語った。警察ではニールさんの回復を待って、17日に詳しい話を聞く。    オーストラリアの国立公園の広報担当者も、ニールさんの話はつじつまがあうという。「彼は今、ぼろぼろにやつれている。困難な目に遭っても歩いて生還できたというのはすばらしい快挙だ」  生存条件に詳しい専門家らによると、水があり、風雨から身を防護することさえできれば、ニールさんの説明した状況で同様の期間、生き延びることは可能だという。(c)AFP/Amy Coopes