国内メーカー09年3月期決算、東芝とソニーは大幅赤字

01月29日 21:03


東京証券取引所で、記者会見に臨む東芝(Toshiba)の西田厚聰(Atsutoshi Nishida)社長(2009年1月29日撮影)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO


【1月29日 AFP】電機メーカー大手各社が29日に発表した09年3月期決算は、世界的な経済不況と円高を反映し、厳しい結果が相次いだ。  東芝(Toshiba)の営業損益は、予想を超える需要の低迷により、前年の1274億円から大幅に悪化し、2800億円の赤字を計上する見込みとなった。これをうけ、同社は09年会計年度の3000億円のコスト削減対策の一環として、業績悪化が続く半導体部門で非正規従業員4500人の追加削減を実施する。さらに同部門への設備投資を60%削減する。  同様にソニー(Sony)も、営業損益が過去最大となる2600億円の赤字に転落する見通しだ。特にテレビ、デジタルカメラ、ゲーム機器の需要減がひびいたという。ソニーは08年12月期決算でも、180億円の営業損失を出しており、2362億円の営業利益を出した前年からの業績からは程遠い。  また、純利益は95%減の104億円、収益は24.6%減の2兆1500億円だった。  合わせて、ソニーのハワード・ストリンガー(Howard Stringer)最高経営責任者(CEO)は1万6000人の人員削減と工場閉鎖を発表している。  家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」などのゲーム機の好調で増益が続く任天堂(Nintendo)も、09年3月期の純利益予測を、約33%減らした2300億円に下方修正したが、営業利益は過去最高を達成する見込み。(c)AFP/Harumi Ozawa