東芝、Cellプロセッサ搭載の「Cell TV」発表 CES

01月09日 16:10


米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)の世界最大級の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(Consumer Electronics Show、CES)」会場で行われた東芝(Toshiba)の記者会見で、発表された新型テレビ(2009年1月7日撮影)。(c)AFP/ROBYN BECK


【1月9日 AFP】東芝(Toshiba)は8日、米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)で開幕した世界最大級の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(Consumer Electronics Show、CES)」で、Cellプロセッサを搭載した「Cell TV」を発表した。  東芝の米現地法人、東芝アメリカ(Toshiba America)のスコット・ラミレス(Scott Ramirez)バイスプレジデント(マーケティング担当)は「テレビの未来を示すモデル」と位置づけた。 「実際のところ、Cell TVはテレビではない」と語るラミレス氏によると「Cell TV」自体はセットトップボックス(STB)で、別途ディスプレーと組み合わせて使用する。会場ではLEDバックライト採用の55型ディスプレーと併せて展示された。ラミレス氏によると、Cell TVのビデオ録画機能は「他を圧倒する」もので、6つのHD映像を同時録画可能だという。インターネットとの連動機能も搭載している。2009年に発売予定。 「Cell」は、東芝、ソニー(Sony)、IBMが共同開発したプロセッサで、ソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PlayStation 3)」で採用されている。  ラミレス氏は、最初に投入される市場や価格は明らかにしなかった。(c)AFP