マダックス 現役引退を正式発表
12月09日 09:46
米ネバダ(Nevada)州(Las Vegas)で会見を行い現役引退を発表するグレッグ・マダックス。(2008年12月8日撮影)(c)AFP/Getty Images/Ethan Miller
【12月9日 AFP】メジャーリーグ(MLB)史上歴代8位で現役最多の355勝を挙げているグレッグ・マダックス(Greg Maddux)投手が8日、現役引退を正式に発表した。 その激しい勝利への執着心から「マッド・ドッグ(The Mad Dog、狂犬)」の愛称で知られるマダックスが、ウインター・ミーティングが行われている米ネバダ(Nevada)州(Las Vegas)で23年間の現役生活に別れを告げた。 マダックスは「ただありがとうと言うためだけにここにいる。試合が私に与えてくれたもの全てに感謝している。別れるのは辛いが時間だ。私には家族がおり、彼らと過ごすより多くの時間を必要としている。まだプレーできると考えているが、その意欲もなくしているので、お別れの時間だ」と語った。 マダックスの代理人を務めるスコット・ボラス(Scott Boras)氏は5日、マダックスが今週にも現役引退を正式に発表することを明かしていた。 2009年4月に43歳を迎えるマダックスは、23年にわたる現役生活でシカゴ・カブス(Chicago Cubs)をはじめ、アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)、サンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)に在籍し、通算355勝227敗、防御率3.16の成績を収め、ブレーブス在籍時の1995年には唯一のワールドシリーズ制覇を経験。また、通算35完封、109完投を記録し、1992年から1995年にかけて4年連続でサイ・ヤング賞(Cy Young Award)を受賞している。(c)AFP