ミシュラン3つ星の日本料理店、黒豆からセレウス菌

11月26日 19:25


都内で開かれたフランスの大手タイヤメーカー、ミシュラン(Michelin)の高級レストラン格付けガイド「ミシュランガイド(Michelin Guide)」の東京版「ミシュランガイド東京2009(Michelin Guide Tokyo 2009)」出版会見で、3つ星に昇格した日本料理店「石かわ」店主の石川秀樹(Hideki Ishikawa)さん(右)を紹介するミシュランガイド総責任者のジャンリュック・ナレ(Jean-Luc Naret)氏(中央)とミシュランの企業キャラクター「ビバンダム(Bibendum)」(2008年11月18日撮影)。(c) AFP/Yoshikazu TSUNO


【11月26日 AFP】(一部更新)フランスの高級レストラン格付けガイドブック「ミシュランガイド(Michelin Guide)」の東京版「ミシュランガイド東京(Michelin Guide Tokyo)」最新版で3つ星を獲得した東京・神楽坂の日本料理店「石かわ(Ishikawa)」は、百貨店で販売していた黒豆の瓶詰から、ひどい嘔吐や下痢の症状を引き起こすセレウス菌が検出されたことから、自主回収を始めた。店主の石川秀樹(Hideki Ishikawa)さんが25日、明らかにした。  黒豆の瓶詰めは石かわが別会社に製造委託していたもので、神戸(Kobe)の工場で製造、高島屋(Takashimaya)で販売されていた。瓶詰めは約120本出荷され、約72本が販売された。    石川さんによると、ミシュランは前週、2009年版の発売以前に自主回収を承知していた。石川氏が3つ星昇格の連絡をミシュランから受けたのは、問題の製品を自主回収している最中で、記念パーティーまでに自主回収の事実を伝え、出席して問題ないか訪ねたところ、格付けの重要な基準は味であることから問題ないとの返答を得たという。(c)AFP