グーグル、インフルエンザ流行探知サービス開始

11月13日 07:17


米イリノイ(Illinois)州シカゴ(Chicago)のオヘア国際空港(O'Hare International Airport)で、インフルエンザの注射を受ける人びと(2006年11月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/JEFF HAYNES


【11月13日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)は12日、グーグルで検索された語句の情報から、米国国内のインフルエンザの流行状況を探知する新サービス「Google Flu Trends」を開始した。 「Google Flu Trends」は、グーグルの検索サイトで入力された「flu(インフルエンザ)」に関連した語句の数を計算し、米50州におけるインフルエンザ流行の推計を提供する。  グーグルは、公式ブログで「これらの語句が検索される頻度と、インフルエンザのような症状を起こしている人の数との間に密接な関係があることを発見した」と述べた。  独自にインフルエンザの調査を行っている米ジョージア(Georgia)州アトランタ(Atlanta)の米疾病対策センター(US Centers for Disease Control and Prevention、CDC)と調査結果を共有した結果、「検索語句に基づいたインフルエンザの推計とCDCの監視結果との間に強い相関性があることが見つかった」と述べた。  グーグルは、「インフルエンザの推計を毎日提供することで、Google Flu Trendsはインフルエンザの流行に対する早期警戒システムとなるかもしれない」とした。  グーグルは、「Google Flu Trends」について「まだかなりの実験段階にある」と忠告しながらも、今後はインフルエンザ以外の病気の流行に対しても有効なツールとなる可能性もあるとした。(c)AFP Google Flu Trends(英語) http://google.org/flutrends