【11月5日 AFP】米大統領選挙の共和党副大統領候補として突如スポットライトを浴びたサラ・ペイリン(Sarah Palin)アラスカ(Alaska)州知事。米メディアが民主党大統領候補バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員の勝利を報じる直前、ペイリン知事の地元アラスカで、地元住民が複雑な気持ちを語った。 元アラスカ州職員の男性は、ペイリン氏がアラスカ出身であり、ベテラン政治家でないことを好意的に受け取り、「度胸があるし、彼女は分かりやすい英語を話すしね」と語った。 また、フェアバンクス(Fairbanks)の薬剤師の女性は、「経験が十分でないというのは事実。でも飲み込みは早いし、他の人の意見にきちんと耳を貸すわ」と話し、成功するには適切なアドバイザーが必要ではあるものの適性はあるとの見方を示した。 一方で、州知事としてまだ1期目のペイリン氏の副大統領としての素質に疑念を抱く人も少なくない。 フェアバンクスのある大学生は、「公務員の方がまだマシかもしれない」と述べ、共和党大統領候補のジョン・マケイン(John McCain)氏がペイリン氏を副大統領候補に指名したのは、民主党大統領候補指名争いでオバマ上院議員のライバルだったヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員の人気にあやかろうとしただけだと痛烈に批判した。 軍関係者の意見も真っ二つに割れた。 フェアバンクスのウェインライト陸軍基地(Fort Wainwright Army Post)に駐在する男性は、マケイン氏の息子とペイリン氏の息子が兵役を務めていることに好感を持っていると語った。 しかし夫がイラクに駐留している女性は、民主党のオバマ上院議員に投票することを決めたという。理由は、オバマ氏のイラク撤退の公約だ。 「ばかげた戦争だわ。わたしは夫に帰ってきてもらいたいの」 一方、アンカレッジ(Anchorage)のスポーツバーでくつろいでいたショーン・パーネル(Sean Parnell)アラスカ州副知事は、アラスカ州出身者が副大統領候補となったことについて、「州にとってはいいことだったと思う。アラスカの顔となり、存在をアピールできた」と語った。(c)AFP/Stefan Milkowski