金総書記の容体は?フランス人医師、北朝鮮訪問を認める

11月05日 20:43


パリ(Paris)で報道陣と言葉を交わすフランス人医師、フランソワ・グザビエ・ルー(Francois-Xavier Roux)医師(2008年10月23日撮影)。(c)AFP/FUJI TELEVISION


【11月5日 AFP】フジテレビ(Fuji Television)は5日、脳卒中で倒れたとみられている北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記を診察したとみられる仏人医師が、北朝鮮を訪問したことを初めて認めたと伝えた。一方で、同医師は総書記に会ったことについては否定しているという。  パリ(Paris)にあるSainte-Anne病院の神経外科のトップであるフランソワ・グザビエ・ルー(Francois-Xavier Roux)医師は、フジテレビが撮影した、同医師が10月24日に北京(Beijing)発平壌(Pyongyang)行きの航空機に搭乗する準備をするところをとらえた映像を見せられた。  そこで、平壌に行ったかどうかを聞かれ、北朝鮮を訪れたことを認めたという。  しかし、重要なのは金総書記に会ったかどうかであると述べ、「答えはノーだ」と強調した。  ルー医師はこれまで北朝鮮に行ったことを否定していた。金総書記の長男、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏は前週、パリの脳外科医と面会したと報じられている。(c)AFP