コカ・コーラによる中国飲料メーカー買収提案、独禁法審査へ

09月08日 19:27


中国の四川(Sichuan)省成都(Chengdu)のスーパーマーケットで販売される中国飲料メーカー「中国匯源果汁(China Huiyuan Juice Group)」のジュース(2008年9月3日撮影)。(c)AFP/LIU Jin


【9月8日 AFP】中国飲料メーカー「中国匯源果汁(China Huiyuan Juice Group)」に対し、米飲料大手コカ・コーラ(Coca-Cola)が示している買収提案について、中国商務部は独占禁止法に基づき審査する方針を明らかにした。  国営中国中央テレビ(China Central Television、CCTV)が前週末に報じた姚申洪 (Yao Shenhong)商務部広報担当の発表によると、商務部ではコカ・コーラから申請を受けた時点で、独占禁止法基準による審査を行う。姚氏は買収金額が巨額なため審査は不可欠だと述べた。  中国では独占禁止法にあたる反壟断法が8月に施行されたが、両社の全世界における2007年の売上高が計100億元(約1600億円)を超え、国内売上高ではそれぞれ4億元(約64億円)を超えたため、観測筋は今回の買収交渉には審査が不可欠だとみている。(c)AFP