死者1000人以上のフェリー沈没事故で責任者ら5人に無罪、エジプト

07月28日 02:59


エジプト・カイロ(Cairo)から600キロメートルのサファーガ(Safaga)で、2006年のフェリー沈没事故の責任者らに対する無罪判決を受け、裁判所前で泣き叫ぶ遺族の女性(2008年7月27日撮影)。(c)AFP


【7月28日 AFP】エジプト沖の紅海(Red Sea)で2006年、大型フェリー「アル・サラーム・ボッカチオ98(Al-Salam Boccaccio 98)」が沈没し1000人を越す死者が出た事故に関する裁判で、エジプト・サファーガ(Safaga)の裁判所は27日、事故関係者6人のうち5人に無罪の判決を下した。これを受け、犠牲者の遺族などが小競り合いを起こす騒ぎとなった。  裁判の関係者によると、有罪判決を受けたのは、事故の救援に向かわなかったとして禁固6月を言い渡された別のフェリーの船長だけだった。この判決に遺族らが怒りの声を上げたという。  検察側は判決後、直ちに声明を発表し、控訴する方針を明らかにするとともに裁判のやり直しを求めた。  アル・サラーム・ボッカチオ98は2006年2月3日、1400人以上の乗員・乗客を乗せ、サウジアラビアからサファーガに向かう途中に沈没した。エジプト史上最悪の海難事故と言われている。(c)AFP/Ines Bel Aiba