五輪での2種目連覇に向け気を引き締める北島

07月16日 14:35


ジャパン・オープン2008でスピード社の「レーザー・レーサー」を着用し競技に臨む北島康介。(2008年6月7日撮影)(c)AFP


【7月16日 AFP】北京五輪の競泳男子平泳ぎに出場する日本の北島康介(Kosuke Kitajima)は、ライバルとなる米国のブレンダン・ハンセン(Brendan Hansen)が男子200メートルで同五輪への出場権を逃したにもかかわらず、五輪での2種目連覇に向けて気を引き締めた。  米アリゾナ(Arizona)州フラッグスタッフ(Flagstaff)で行っていた1か月の高地合宿から帰国した北島は、成田国際空港(Narita Airport)に集まった報道陣に対し「残念は残念。僕が有利だといわれているけれど、目標を達成しようとする気持ちには変わりはない」と語ったと、日本の各紙が伝えている。  北京五輪米国代表選考会(2008 U.S. Olympic Team Trials - Swimming)でハンセンは、男子100メートル平泳ぎの出場権を獲得したが、同200メートル平泳ぎでは4位に終わり出場権を逃した。一方の北島は、6月に行われたジャパン・オープン2008(Japan Open 2008)の男子200メートル平泳ぎで英水着メーカーのスピード(SPEEDO)社が開発した「レーザー・レーサー(LZR Racer)」を着用し、ハンセンが保持する記録を0秒99更新し2分07秒51の世界新記録を樹立した。  それでも北島は、100メートルで59秒13の世界記録を持つハンセンが、同種目に全力を尽くしてくることを確信している。  100メートルでの自己最高記録がハンセンよりも0秒31遅い北島は「100メートルは重要なものになる。200メートルに向け勢いにもなる。五輪には特別な気持ちを抱いている」と語っている。  アテネ五輪の1か月前にはハンセンに100メートルと200メートルの両種目で自身の持っていた世界記録を破られた北島だが、同五輪では両種目を制して2つの金メダルを獲得した。  それでも北島は、2005年以降はハンセンとの直接対決で勝利を収めていない。一方のハンセンはその間にも世界記録を更新した。  北島は、3週間後の五輪開幕に向け、東京、北京(Beijing)、韓国の済州(Jeju)島で練習を行うことになっている。北島は「これからの練習が本番での結果を左右する。それを忘れないことが大切」と語っている。(c)AFP