【6月22日 AFP】8月の北京五輪出場を目指し陸上の米国国内選考会(2008 U.S. Olympic Team Trials - Track & Field)への出場許可を求めているジャスティン・ガトリン(Justin Gatlin、米国)に対する公聴会が開かれることが決まった。ペンサコラ・ニュース・ジャーナル(News Journal reported)紙が21日に、連邦判事のLacey A. Collier氏による公聴会が23日にフロリダ(Florida)州ペンサコラ(Pensacola)で開かれる、と報じた。 Collier判事はまた23日の公聴会に先立ち、6月27日に始まる米国国内選考会への出場許可が与えられる可能性を含んだ10日間の一時差し止め命令を発令した。 注意力欠如障害を患っていると主張する26歳のガトリンは、2006年4月にカンザス州(Kansas)で行われたリレー競技後の検査でテストステロン(testosterone)の陽性反応は検出されたことを理由に、4年間の出場停止処分を下された。ガトリンは、2001年に注意力欠如障害の治療薬に含まれていた興奮剤による陽性反応を示している。 Collier判事は「原告のから検出された物質は、診断された症状、すなわち注意力欠如障害に合致するものとしてはっきり認識されている。その上、これまでに聞いた話を考慮すると、原告が当時、治療薬の摂取のための従来の手続きに従ったことは疑う余地はない」と書面での命令を下している。 4年間の出場停止処分の軽減の訴えをスポーツ仲裁裁判所(Court of Arbitration for Sport、CAS)により却下されたガトリンは、米国反ドーピング機関(United States Anti-Doping Agency、USADA)に対して民事訴訟を起こしていた。 ガトリンの弁護士は「ガトリンの事例は、心身障害者に対する職場での差別に基づいているもの」との見解を示している。 2006年4月の陽性反応が確定し、ガトリンがカンザスでの大会の3週間後にドーハ(Doha)での大会で記録した9秒77の世界タイ記録(当時)は抹消された。 2008年1月の米国反ドーピング機関(United States Anti-Doping Agency、USADA)の調停委員会に対する申し立てでは2-1でガトリンに不利な裁定が下されたため、ガトリンは国際陸上競技連盟(International Association of Athletics Federations、IAAF)に対し2年後に終わる処分を軽減するよう求め、CASへ提訴するに至った。(c)AFP