【6月22日 AFP】サッカーオランダ代表のエドウィン・ファン・デル・サール(Edwin Van Der Sar)は、21日に行われた欧州選手権2008(Euro 2008)準々決勝のロシア戦で欧州選手権本大会での通算出場試合数を16とし、フランス代表からの引退を表明したリリアン・テュラム(Lilian Thuram)が持っている最多記録に並んだ。しかし試合はオランダが1-3でロシアに敗れたため、ファン・デル・サールの記録は報われないものとなった。 オランダ代表として最多の128試合に出場している37歳のファン・デル・サールは、欧州選手権では現ロシア代表のフース・ヒディンク(Guus Hiddink)監督の下で出場した1996年のイングランド大会で4試合、2000年のベルギー・オランダ大会で4試合、2004年のポルトガル大会で5試合に出場していた。今大会では、3-0と勝利したグループリーグ初戦のイタリア戦と4-1と勝利した第2戦のフランス戦に出場したが、第3戦のルーマニア戦には決勝トーナメントに備え出場しなかった。 ペナルティーキック戦となった欧州チャンピオンズリーグ2007-08(UEFA Champions League 2007-08)決勝ではイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を優勝に導いたファン・デル・サールは、W杯と欧州選手権の本大会には通算27試合に出場している。 しかしながら、ロシア戦でも好セーブを連発しながらも試合に敗れてしまったため、ファン・デル・サールにとって最多記録に並んだことに大きな意味はなかった。 ファン・デル・サールは「我々はロシアを破るのに十分なプレーができなかった。ロシアが素晴らしいプレーをしたことを認めなければならない。(今大会は)素晴らしいスタートを切っていたので、このような形で大会を終えるのは残念だ。それでも我々は未来に目を向けなければならない。しかしそれは私を除いてのことだ。今夜は誰も非難するべきではない。誰かに責任をなすりつけているときではない」と語っている。 ファン・デル・サールと同じく、今大会を最後にオランダ代表から身を引くマルコ・ファン・バステン(Marco van Basten)監督は、最高のゴールキーパーに別れの挨拶をするのに相応しい方法ではなかったことを残念に思っている。 ファン・バステン監督は「代表からの引退をいい形で送り出してあげたかったのでエドウィン・ファン・デル・サールを気の毒に思う。彼は偉大なゴールキーパーなので、もっといい形の最後を飾るに値する。彼を気の毒に思う」と語っている。(c)AFP