【6月10日 AFP】(一部更新、写真追加)国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)に滞在中の米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「ディスカバリー(Discovery)」宇宙飛行士、星出彰彦(Akihiko Hoshide)さんは9日、日本実験棟「きぼう(Kibo)」への専用ロボットアーム機能の最終確認作業を無事終えた。これにより、ディスカバリーのミッションの全行程はほぼ終了した。 全長10.06メートルのアームの「関節」6か所の曲がり具合や伸縮状態を星出さんがチェック。これを、国内管制センターの技術者らが地上から確認した。 ロボットアームは、2009年のミッションで運ばれる「きぼう」の船外実験装置の設置作業を無重力空間で、装置や部品などの移動などに用いられる。 「きぼう」は文字通り、すでに国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)に施設や主要機材を有する米国、欧州、ロシア、カナダに続く日本の宇宙開発の大きな一歩を示す「希望」だ。 高さ11.2メートル、幅4.4メートルの筒型の実験棟の「きぼう」は、ISS最大の船外施設で、最大4人が室内で研究活動を行うことが出来る。 今回のミッションでは、ディスカバリーの宇宙飛行士7人とISS長期滞在クルー3人が、前回のミッションで移送された「きぼう」専用ロボットアームや保管室のISSへの取り付け作業を行った。 今後は茨城県筑波にある宇宙航空研究開発機構(Japan Aerospace Exploration Agency、JAXA)の筑波宇宙センターと米テキサス(Texas)州ヒューストン(Houston)のNASA管制センターが、共同で「きぼう」の監視にあたる。 ISS建設作業を2010年に完了する見込みで、宇宙開発の拠点として無重力状態の人体への影響など各種研究が行われる予定だ。 ディスカバリーの飛行士7人は残務を終えた10日、ISSの長期滞在クルーに別れを告げ、スペースシャトルに移動しISS間のハッチを閉鎖。11日の11時42分(GMT)にシャトルをISSから分離し、14日の15時13分に米フロリダ(Florida)州ケープカナベラル(Cape Canaveral)のケネディー宇宙センター(Kennedy Space Center)に、帰還しISSでの活動10日間を含む14日間のミッションを終える予定だ。(c)AFP