グリーンピース、ベルギーの水産見本市でマグロ乱獲に抗議

04月24日 13:27


ベルギー・ブリュッセル(Brussels)で開かれた水産品見本市European Seafood Expositionで、マグロ販売業者のブース前で鎖を体にくくりつけて抗議する国際環境保護団体グリーンピース・インターナショナル(Greenpeace International)の活動家(2008年4月23日撮影)。(c)AFP


【4月24日 AFP】ベルギー・ブリュッセル(Brussels)で開かれた欧州最大の水産品見本市European Seafood Expositionで23日、国際環境保護団体グリーンピース・インターナショナル(Greenpeace International)のメンバーがマグロ販売業者5社のブースに漁網を被せ、販売を妨害した。  グリーンピース活動家十数人はさらに鎖でブースに体をくくりつけ、「マグロを買うな。時間もマグロも尽きつつある」と書いた横断幕を広げた。グリーンピース仏支部のStephan Beaucher代表によると、「乱獲に大きな責任のあるマグロ販売業者の商売を妨害することが目的」。  マグロ漁は、世界のマグロの4分の1を消費する日本向けの輸出を行っている途上国にとっては大きな利益をもたらす産業となっている。ブリュッセルで毎年開催されるこの水産品見本市には、約800か国から約2万人の業者が訪れるという。(c)AFP