ハリウッド最大の盗聴事件裁判、パラマウント会長が証人として出廷

03月21日 18:27


米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)で行われた映画『クローバーフィールド(Cloverfield)』のプレミア上映会に出席したパラマウント・ピクチャーズ(Paramount Pictures)のブラッド・グレイ(Brad Grey)CEO(2008年1月16日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Kevin Winter


【3月21日 AFP】盗聴など100件以上の違法行為に問われたハリウッドの有名私立探偵、アンソニー・ペリカーノ(Anthony Pellicano)被告の裁判で、パラマウント・ピクチャーズ(Paramount Pictures)のブラッド・グレイ(Brad Grey)CEOが20日、検察側の証人として出廷した。  グレイ氏はCEO就任前に提訴された2つの民事訴訟の際、弁護人のバート・フィールズ(Bert Fields)氏がペリカーノ被告を補佐役として雇い、同氏を高く評価していたことを証言した。ただ、被告の調査内容については認識していなかったと語った。フィールズ弁護士は、トム・クルーズ(Tom Cruise)さんやジョン・トラヴォルタ(John Travolta)さんなどの有名人を担当したこともある弁護士。  さらにグレイ氏は「フィールズ弁護士は(2つの民事訴訟)以前から被告にしばしば調査を依頼していた」と語ったが、それらの民事訴訟は弁護団が対応しており、法的手続きについて自分は関知していなかったと付け加えた。  この2つの民事訴訟の1つは、グレイ氏が当時マネージャーを務めていたコメディアン兼俳優のギャリー・シャンドリング(Garry Shandling)氏から、大ヒットテレビ番組『ラリー・サンダース・ショー(The Larry Sanders Show)』で得るはずだった1億ドル(約100億円)を着服したとして提訴された件だ。  今回の大がかりな盗聴事件では、ペリカーノを含めた5人が電話盗聴など107件の違法行為で起訴されているが、いずれもすべての容疑について無実を主張している。  ペリカーノ被告は、警官に金銭を渡し、シャンドリング氏や2000年のヒット映画『最終絶叫計画(Scary Movie)』の共同脚本家とされるビンセント・ゼンガ(Vincent Zenga)氏の前科の有無を違法に調査した疑いが持たれている。ゼンガ氏は『最終絶叫計画』の脚本家としてクレジットを求め、グレイ氏を訴えていた。  また被告は、グレイ氏とゼンガ氏の訴訟中、ゼンガ氏と弁護人との電話を盗聴したとされる。  グレイ氏とシャンドリング氏はその後、示談しており、ゼンガ氏の訴えは棄却されている。(c)AFP