「インド人は腰が低すぎて旧宗主国・英国に謝罪を求められない」、副大統領が見解
03月11日 17:44
インド北部のラクノー(Lucknow)で、1857年のセポイの反乱における英国人犠牲者の慰霊塔を磨くインド人労働者(2007年9月24日撮影)。(c)AFP
【3月11日 AFP】「英国植民地時代の数々の残虐行為は忘れることができないが、インドは腰が低すぎて謝罪を求めることさえできない」―インドのハミッド・アンサリ(Hamid Ansari)副大統領がこのような見解を示した。PTI(Press Trust of India)通信が8日伝えた。 同副大統領は7日夜のパーティーで、インド人が大量虐殺された1857年のセポイの反乱に言及。オーストラリア政府が先住民アボリジニに対する「2世紀以上にもわたる不当な取り扱い」について2月に正式謝罪したことを引き合いに出し、「われわれは腰が低すぎて英国に謝罪を求めることさえできない」と嘆いた。 与党・国民会議派幹部のサルマン・クルシッド(Salman Khursheed)氏も、「インドは英国の謝罪を求めるべきだ。謝罪の強制はできないが、英国に謝罪の必要性を『認識』させるべきだ」と同調。「重要なのは、上っ面だけではない謝罪の気持ちだ。そういう気持ちを英国に呼び覚まそう」と語った。 第一次インド独立戦争とも称されるセポイの反乱は、ヒンズー教徒が神聖視する牛の脂とイスラム教徒が不浄とみなす豚の脂を、英植民地政府軍が銃の薬莢に使用しているとのうわさが流れたことが発端となった。英国側の鎮圧により、インド人数万人が虐殺されたといわれる。 なお、インドが英国からの独立を勝ち取るのはそれから90年後のことだ。(c)AFP