マイクロソフト日本法人、新社長に樋口COO

02月28日 22:42


2008年2月28日、東京で開かれた米マイクロソフト(Microsoft)日本法人の記者会見。退くダレン・ヒューストン(Darren Huston)代表執行役社長(左)と後継する樋口泰行(Yasuyuki Higuchi)最高執行責任者(COO、右)。中央はジャンフィリップ・クルトワ(Jean-Philippe Courtois)シニアバイスプレジデント。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO


【2月28日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)日本法人は28日、ダレン・ヒューストン(Darren Huston)代表執行役社長の後継に、樋口泰行(Yasuyuki Higuchi)最高執行責任者(COO)が4月1日付で就任する人事を発表した。ヒューストン氏は、同社が新たに設立する米国本社コンシューマー&オンラインインターナショナルグループ担当のバイスプレジデントに就任する。  都内での会見に出席したジャンフィリップ・クルトワ(Jean-Philippe Courtois)シニアバイスプレジデントは、同社による米インターネット検索大手ヤフー(Yahoo)への買収提案に言及し、「われわれはヤフーの株主およびマネジメントとの対話を非常に緊密に行っている」と述べた。また会見後、AFPの取材に対しては「(両社の)合併は、規模、研究開発や革新、データセンターといった点でも、世界で中心的な役割を果たすために非常に有益だと考えており、そうなることを願っているだけだ」と述べた。  マイクロソフトに対し欧州委員会(European Commission)は前日、2004年に科した競争法違反に関する是正措置と制裁金支払い命令に従っていないとして、新たに8億9900万ユーロ(約1440億円)の制裁金を科すことを発表した。この措置について米本社の国際部門のトップも兼任するクルトワ氏は「その制裁金は過去についてのものだ」と述べ、同社はよりオープンになろうと前進していると語った。(c)AFP