中国、豪雪で消えた渡り鳥10万羽
02月18日 00:20
夕暮れの中、中国・黒竜江(Heilongjiang)省チチハル(Qiqihar)の扎?(Zhalong)ツル自然保護区で、保護区の職員(左)が見守るなか、タンチョウの後ろに駆け込んで飛び立たせようとする訪問者(1995年12月1日撮影)。(c)AFP
【2月18日 AFP】中国東部、渡り鳥の越冬場所として著名な湖で、毎年やって来るはずの渡り鳥約10万羽が姿を消している。今冬の豪雪が原因とみられている。17日の国営新華社(Xinhua)通信が報じた。 中国江西(Jiangxi)省にあるポーヤン湖(Poyang Lake)周辺の自然保護区には毎年、世界に生息するタンチョウの95%、マナヅルの50%、サカツラガンの60%が渡って来ると考えられている。ポーヤン湖は中国最大の淡水湖で、国際的にもよく知られる湿地帯地域。 保護区では職員数百人を動員して穀物やトウモロコシ、鳥の餌となる野菜などを散布しているが、今年の渡り鳥は4万羽程度しか確認されておらず、例年より約10万羽少ないという。保護区の副責任者Luo Shengjin氏は、大量死の痕跡もないため、鳥たちは別の場所へ移動したのだろうと推測する。 しかし消えた渡り鳥たちの行方について不安が残るため、保護区ではヘリコプターを出動した広範囲の捜索を実施する計画だ。 中国全土の広い地域では前月、記録的な悪天候に見舞われ、少なくとも107人が死亡した。経済的損害は総額150億ドル(約1兆6200億円)に上るとみられている。(c)AFP