トヨタ、米新車販売でフォードを抜いて2位に浮上

01月04日 14:19


2007年11月14日、米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)のロサンゼルスオートショー(Los Angeles Auto Show)で公開された新型のトヨタ(Toyota)「セコイア(Sequoia)」。(c)AFP/GABRIEL BOUYS


【1月4日 AFP】3日発表された2007年の米新車販売台数で、トヨタ自動車(Toyota Motor)が不振の米フォード・モーター(Ford Motor)をかわして2位に浮上した。フォードが2位の座から転落するのは1931年以来初めて。  トヨタが販売2位に浮上した背景には、フォード、ゼネラル・モーターズ(General Motors)、クライスラー(Chrysler LLC)の米自動車大手3社(ビッグスリー)が経営建て直しのため、工場を閉鎖したり採算性の低いレンタカー会社への自動車販売を削減した事情がある。  自動車業界の情報提供を行っているオートデータ(Autodata)によると、トヨタの07年販売台数は前年比2.7%増の262万825台で、16.2%のシェアを占めた。対するフォードは前年比11.9%減の257万2599台でシェアは14.8%だった。  ゼネラル・モーターズは販売台数386万6620台と前年を6.3%下回ったものの、市場シェア23.5%で1位の座を死守した。  ビッグスリーの市場シェアは2006年の53.7%から51.1%に落ち込み、3社の合計販売台数は7.1%減少した。一方、アジア系各社のシェアは41.7%と伸びた。欧州メーカーは7.2%だった。(c)AFP/Mira Oberman