ダイアナ元妃死因究明審問での証言、「ポール氏は無謀な運転手」

12月19日 16:00


1997年8月31日、防犯カメラが撮影したパリのリッツ・ホテル(Ritz Hotel)裏口に 立つダイアナ元英皇太子妃(Princess iana)とドディ・アルファイド(Dodi Al Fayed)氏の運転手、アンリ・ポール(Henri Paul)氏。この直後に事故が起こった(2007年10月4日、スコット・ベーカー(Scott Baker)控訴院判事提供)。(c)AFP/CORONER'S INQUEST


【12月19日 AFP】英国ロンドン(London)の高等法院で開かれているダイアナ元英皇太子妃(Princess Diana)の死因究明審理で18日、元妃の交際相手でともに事故で死亡したドディ・アルファイド(Dodi Fayed)氏に近い人物が証言し、事故当時の運転手、アンリ・ポール(Henri Paul)氏は「無謀な運転手だった」と語った。   証言を行った信仰療法士のMyriah Danielsさんによると、以前、地中海での休暇からパリ(Paris)戻ったダイアナ元妃とドディ氏に同行した際、ポール氏の運転は「スピード狂」のようだったという。 「死亡事故を起こしかねない猛スピードで乱暴な運転だった。私は何度も『スピードを落として』と言ったが、誰も気にもかけず止めようともしなかった」(Danielsさん)  高速道路では反対車線を猛スピードで出口まで逆走し、車両が横転しかけた時には、Danielsさんは「もう死んでしまう」と思ったという。  ダイアナ元妃とドディ氏が死亡した自動車事故では、ポール氏も死亡している。(c)AFP