「ダイアナ元妃にドディ氏との結婚の意思はなかった」 友人が証言

12月18日 09:49


2006年8月31日、英国ロンドンの高級百貨店ハロッズ(Harrods)で、ダイアナ元英皇太子妃(Princess Diana)とドディ・アルファイド(Dodi Al-Fayed)氏の事故死9周年を偲んで飾られた二人の写真。同百貨店の経営者はドディ氏の父親、モハメド・アルファイド(Mohamed Al Fayed)氏。(c)AFP/JOHN D MCHUGH


【12月18日 AFP】英国ロンドン(London)の高等法院で開かれているダイアナ元英皇太子妃(Princess Diana)の死因究明審理で17日、元妃の友人がダイアナ元妃にはドディ・アルファイド(Dodi Al-Fayed)氏との結婚の意思はなかったと証言した。  ダイアナ元妃と長年来の友人だったアナベル・ゴールドスミス(Annabel Goldsmith)さん(73)が、当時、世間を賑わせていた元妃とドディ氏との結婚の噂について、直接、元妃に「そんなに早まったことはしないわよね?」と訪ねたところ、元妃は「私にとって結婚は、顔にできる吹き出物とおなじくらい必要ね」と答えたという。 「もちろん、ダイアナ(元妃)はドディ氏と幸福な関係にあったと思う。でも、結婚を『吹き出物(rash)』に例えるくらいだから、ドディ氏との結婚は真剣に考えていないと思った」(ゴールドスミスさん)  また、アルファイド氏の父、モハメド・アルファイド(Mohamed Al Fayed)氏が、事故当時、元妃が妊娠していたと主張していることについて、ゴールドスミスさんはその可能性はないと否定した。  ゴールドスミスさんは、元妃と一緒に田舎の別荘まで車で移動した際の会話、および別荘に滞在中の出来事から「妊娠などあり得ないと言える。そう信じる理由がある」と述べた。  ゴールドスミスさんは詳細を語らなかったが、元妃の友人のローザ・モンクトン(Rosa Monckton)さんは前週の死因究明心理で、事故の10日前に元妃は生理があったと語っていたと証言している。  一方、ロンドンの老舗高級百貨店ハロッズ(Harrods)を経営する大富豪のモハメド・アルファイド氏は、元妃と息子のドディ氏の事故死は、英国王室後継者の母がイスラム教徒と結婚することを望まなかった英当局の陰謀だと主張している。(c)AFP