1998-2007年は史上最も温暖な10年、世界気象機関が報告

12月14日 14:10


フランス南部で、記録的な熱波で立ち枯れたひまわり(2006年7月26日撮影)。(c)AFP/DOMINIQUE FAGET


【12月14日 AFP】2007年は過去有数の温暖な年だった-インドネシア・バリ(Bali)島で開催されている国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)の第13回締約国会議(COP13)で13日、世界気象機関(World Meteorological Organisation、WMO)が1998-2007年の10年間の気候について、観測史上最も温暖だったとの報告を行った。  WMOによると、2007年は記録上7番目に温暖な年になる見込み。甚大かつ異常な被害をもたらした災害が相次いだことを、特徴として挙げている。年平均気温では、北半球で史上2番目に温暖だった年に迫る勢いを見せており、一方の南半球は9番目の暖かさだったという。  WMOは、人間の活動によって地球温暖化が進んでいる状況を示す証拠だと指摘している。  WMOは国連(UN)の気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC)の常設機関の1つ。今回の報告は、2008年3月に公表されるWMOの年次報告書の素案となる。  報告書の概要は以下の通り。 ・記録史上最も温暖な年の上位11年が、過去13年に集中している。 ・欧州の一部では、2007年4月の気温が月間平均気温を4度上回り、過去最高を記録した。 ・6月と7月、2回の猛烈な熱波が欧州南東部を襲い、場所によって日中の最高気温が40度近くまで上昇した。 ・米西部、同中西部、オーストラリア、中国は深刻な干ばつに見舞われた。中国では過去十年で最悪の水不足に陥り、4000万ヘクタールの土地が干ばつの影響を受けた。 ・アフリカや中南米、東南アジア諸国で大規模な水害が発生。英国でも5-7月の降雨量が観測史上最多を記録した。 ・南西アジアで大型サイクロンの被害が相次いだ。記録上初めてイランに熱帯低気圧が上陸した。 ・北極海の海氷面積が劇的に縮小し、記録史上で最低となった。カナダ西部と北極海を結ぶ北西航路では、8月から約5週間にわたり氷がなくなり、航行が可能な状態となった。(c)AFP