土星の輪の形成時期は45億年前か、新研究で発表
12月14日 12:23
土星探査機「カッシーニ(Cassini)」による土星の映像(2005年2月28日米航空宇宙局(NASA)提供)。(c)AFP/NASA/JPL
【12月14日 AFP】土星の輪の形成時期について、おそらく数十億年前の太陽系形成当時から、常に変化を続けながら土星の周囲に存在していたとの可能性を示す新しい研究が、今週発表される。 1970年代の探査機「ボイジャー(Voyager)」やその後のハッブル(Hubble)宇宙望遠鏡が集めたデータから、これまで土星の輪は、宇宙のなかでは比較的遅い1億年ほど前に、すい星が大型の衛星に衝突してできたのものだと考えられていた。 しかし土星探査機「カッシーニ(Cassini)」による新しいデータによると、太陽系が形成された45億年前にできた可能性が出てきた。 従来、土星の輪が土星本体と同じくらい古いならば、いん石のちりなどが付着して輪は現在より暗くなっているはずだと考えられていた。しかしカッシーニによる観測で、土星の輪は大量の氷と岩石からできており、地上の望遠鏡から土星の輪が明るく見えるのはこのためかもしれないことがわかった。 カッシーニ計画に参加する研究者は、「土星の輪に大量の物質があるということは、それだけ土星の輪が変化するために使える材料が多いということで、そのため宇宙のちりが拡散しやすい」と説明。土星の輪が土星本体と同じ年齢である可能性を指摘した。(c)AFP